rites of passage

bio musik bok

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What's Eating Gilbert Grape

gilbert.jpgジョ、ジョニー・ディップ?レオナルド・ディカプリオ?
冗談にもほどがあります、コテコテのアメリカ俳優じゃないですか!しかも知名度高すぎ!
スウェーデンオンリーって言ったじゃないですか!
民主党ですか、あーた!
いやいやいやいや、ここだけの話、これスウェーデン映画ですよ。
知りませんでした?
役名も上からモニカ、ステファン、ラッセつぅ、典型的なスェ名ですし。
あ、こら!ググるのやめなさい!


まぁもちろん、スウェーデン映画てのはウソですが、
スウェーデン映画好きが観て楽しめる映画と言っていいでしょう。
あたしは冒頭の音楽を聴いただけで、スクリーンの色ががらりと変わりました。
あああ、何だ?この懐かしい感じはいったい何なんだ?
誰の音楽なんだろう?



クレジットを調べてみる・・・・・
え?アラン・パーカー?あ、もひとりいる・・・ビョルン・・・イスファ・・
ビョルン・イスファルト
謎がとけたぞ。
40年以上、あたしの中に宿り続けるスウェーデンの原点「純愛日記」でデビューを飾った音楽家、ビョルン・イスファルトの調べなのでありました。
彼を起用するだけあって、監督は同じくスウェーデン人のラッセ・ハルストレム(もう今やハリウッドが拠点ですけどね)
ジョニー・ディップもレオナルド・ディカプリオもビッグネームすぎちゃって、代表作もどれあげていいかわからないくらいいっぱいあるけど、彼らの凄まじいほどの演技力を語るのに、この作品ははずせないでしょう。
なにせ、どこから見てもスウェーデン人になりきってたしね(まだゆう)

死んだ母親を囲む四人の子供達のアングルの変化。
母親の棺と化し燃え盛る家・・・
これも何かとデジャプるぞ、タルコフスキーの遺作「サクリファイス」へのオマージュか?
撮影監督はスヴェン・ニクヴィスト・・・・・
紛れもなく、正真正銘、「サクリファイス」を撮影したその人でした。
これもまた納得です。

素晴らしい映画音楽を作り続けたビョルン・イスファルト。
もう過去の作品でしか、彼の音楽に出会えないと思うと、
よりいっそうメランコリックに響いてしまうのです・・・・

え?映画の内容?TSUTAYAさんで借りてよ(←おきまり)
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  1. 2012/06/05(火) 01:05:33|
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Max on wax

max.jpgドラゴンイヤーに「ドラゴンタトゥーの女」のヒット。
そしてCosteはドラゴン生まれで今年還暦ぃ♪
となると、必然的に紹介するのはこのアルバムしかないっすね。
Max Åhmanの「Max on wax」であります。

な、なによ・・・なんか問題でも?
え?ドラゴンはどうしたって?
えーと、えーと・・・・Dragon Recordsからのリリースということで・・・

世にはtwitterという便利なツールがございまして、
Max宅に滞在中、MaxはMax on waxというソロアルバムを出してるよんとツィートしてくださった方がおられましてですね、
Costeに、掃除好きのMaxにピッタリのタイトルねと言ったら
waxの意味をトクトクと説明されました。
「ジョ、ジョークだよぅ」とウソつきましたが間違いなく見破られておりますな。
で、帰国後、実際にこのアルバムを聴かせていただきました。
これ傑作ですよ!
Maxらしい繊細なプレイと情熱的なドラムとパーカッションの絡みが絶妙で、
もう何やってんの、こんな名盤をCD化せずに埋もらせているなんて、もったいない話ですわ。
参加ミュージシャンだけ、ちこっと紹介しときますね
Max Åhman/guitar and percussion
Eric Forsmark/percussion
Andreas Aarflot/keyboards
Mats Lindberg/bass
Christer Sjostrom/drums
Staffan Odenhall/tenor saxophone
Lars Lindgren/trumpet
Per-Ola Claesson/cello
Lars Åhman(Maxのパパです~)/clarinet

「ねぇねぇMax,スウェーデンの本、映画、音楽を題材にエッセイを書くブログはじめたのよ、今度のネタはMax on wax」
「えええ!あのアルバム日本で探せたの?驚きだなぁ」
「あ、いや、あの、その、持ってる人がプレゼントしてくれたのね、すごくいいアルバムね」
「あれはねぇ、僕は今でも気に入ってるアルバムなんだ。レコーディングも本当に楽しかった」

CosteにしてもMaxにしても
こんな才能のある人たちと触れ合えていれること。
あたしの人生、けっこうHappyじゃんとかね、アルバム聴きながら泣きそうになっちゃったりするわけですよ。

ところで、
音楽はCosteがらみのもものばっかでやってくって言いませんでしたっけ?>けと
このアルバムにCosteは参加してませんけど?
プロデュースもしてませんけど?
え?Maxの紹介文を読め?
(以下、紹介文より抜粋)
1979-82 he was a member of KAIPA, once one of the most prominent symphonic rock-bands in Sweden.
Since then Max has been a vital part of numerous constellations within the jazz/rock field, for instance Coste Apetrea.....

あ、絡みましたね・・・はいはい。
  1. 2012/03/13(火) 00:41:37|
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Låt den rätte komma in

eri.jpgあえてですね、この画像を使わせていただきますわ。
ラストシーンのエリの顔アップです。
もうわたくし当分動けないくらい稲妻が駆け抜けました。
凄まじく残酷で美しい。
淡々と描かれるそれまでのストーリーは、この衝撃のラスト数分のための序曲だったのでしょう。
それはまるでなかなか本編がはじまらないプログレのよう(違)

まず最初に、TSUTAYAさん、ごめんなさい。
行くたびに拡張される韓流モノコーナーにうんざりし
「終わってるぜTSUTAYA」と暴言を吐いてたわたくしですが
「店頭にないもんはおとり寄せいたします」のコピーにひかれて久しぶりに立ち寄らせていただきました。
おや?新しい企画コーナーが・・・・
『本当におもしろい映画ベスト10』それが年代別に展示されておりましてですね、
90年代の第三位に、な、な、なんと「AnnaとOtto」がチョイスされてるではないですか!素晴らしい!
ええ、そうですよ、わたくし自分の感性が世の中の基準だと考える「何様族」ですから、それくらいのことでいとも簡単に寝返りうちます。
good job TSUTAYA♪
その調子でどんどんスウェーデンのいいブツ仕入れてねん。
ま、この映画はかなり話題になりましたから簡単に探せましたけどね。

あまり書きたくないんですけど、この映画の邦題は「ぼくのエリ、200歳の少女」
不気味ですね、「ぼくのけいと、52歳の処女」くらい不気味です。
ものすごい老婆フェチが間違って借りちゃったらどうするんですか?(←200%不要な心配)
英題の「Let the right one in」がわかりにくけりゃ、原作の「モールス」だってよかったんじゃないでしょうか?
現にモールス信号が重要な役割果たしてますしね。
それにね、それにね、それにね、ヴァンパイアって「入ってもいいよ」と言われないと部屋に入れないんですよ
その言い伝えと、自分というひとつの生き方を受け入れてもらいたいという意味上の韻
そんな重要なタイトル、むやみに変えちゃダメですよ
「Let me in」でもいいじゃないですか!邦題にすると「い・れ・て」(←映画のジャンルまで変わりますけど?)

エリがオスカーの家に来たとき、「入ってもいいって言って」とお願いするとこがなんとも愛らしかった。
それでもオスカーが言ってくれないので無理して入ると、頭や耳や目から血があふれ出てバイオレンスなことに・・
「わかったわかった、いいよ、入っていいよ」と抱きしめるオスカー
ふつー12歳の子なら、んなシーン目の当たりにしたら、「ぎゃあああああああああああああ、ママあああああ!」でしょ
この冷淡さが、みょうに怖い・・・・。

スウェーデン映画には、特有の「色」があります。
思わず自分の肩を抱いてしまう、体感できる冷たさの「色」です。
え?アメリカでリメイクされた?
観ませんよ。
もうわかりますもん、この透き通る冷ややかさ、アメリカ映画で出せてたまるかでございますわよ。
もちろん、偏見ですけどね。

最後にネタバレごめんで書いちゃいますけど。
この邦題の最大にダメじゃんなとこは「少女」
エリちゃん、女の子ちゃいますよ~
どうです?この中性さ。ますますアメリカ映画じゃ無理ですよ~
  1. 2011/10/31(月) 21:47:44|
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Populärmusik från Vittula

51SHSWH1P1L__SL500_AA300_.jpgこれまたこの邦題はどうしたものだろうか?

森と湖、美しい自然に囲まれた美しい国スウェーデン。
その北の果てで、僕らはビートルズの音楽に出会った。
甘酸っぱくでちょっぴりほろ苦い、僕らの青春時代・・・・。

なんてことを期待しながら読むと痛い目にあいますぜ 。
事実あたしは、夏休みのアルバイト「ねずみの尻尾」のくだりでは吐く寸前でした。
早くその章を終えたくて猛スピードで読み進んでも、まぁえげつないものがいっぱい追いかけてくるんですわ。
あまりにも痛々しくて、あまりにもバカバカしくて、呆気にとられてやがて胸が熱くなる。
北の国で生きるというのは、こういうことなんだろうな 。
殴り合いの連鎖反応。倒れるまで飲む密造酒。意識が遠退くまで我慢するサウナ。芸術肌の目立つやつはボコボコにされる公認のいじめ。
二ヶ月間登らない太陽。
二ヶ月間沈まない太陽。

生ぬるい南のスウェーデンで、気候の良い時期に、たか
だか一週間暮らしただけで、この国を垣間見た気になったあたしをせせら笑え
スウェーデンの人口は約900万人。その中で生粋のスウェーデン人って何人いるのだろう?
北の果てトーネダーレン、パヤラ村でさえ、さまざまな人種、言語、宗教、派閥が交差している。
そんな中で自分を見失わずに生きていくには、独自のルールや掟が必要だったのだろう。
その不条理で滑稽なルールは、ツンドラの厳しい土壌に溶け込んで、摩訶不思議な生き物を創りだす。
登場する人々がみんな妖怪に思えてくる、まさにムーミン谷ですな。

ん?そういえば、Costeって何人なんだろう?

ところで、スウェーデン人ってCの発音苦手なの?
「ビートルズ」ぼくは書かれている文字をゆっくり読んだ。
「ロスクンロール・ミュージッス」

しばらく笑った。
  1. 2011/08/07(日) 23:33:30|
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Den ärliga bedragaren

 Den_C3A4rliga_bedragaren.jpgちょっと待ったぁぁ!トーベ・ヤンソンさんってフィンランドやんか。
え?誰がスウェーデンものオンリーって言いました?
え?あたし?うそん、マジ?
まぁ、タイトルが「誠実な詐欺師」ですから、よしつぅことで。
もっともあたしは誠実じゃないですけど(最悪ですな)
もひとつ言い訳すると、原作はスウェーデン語なんですねぃ。
ヤンソンさんはスウェーデン系フィンランド人。
なわけで、ムーミンもスウェーデン語でお喋りしてるのです。

スウェーデンに住む日本人のMakikoさんとお会いしたときの会話です。
「いい時期に来られましたね、夏のスウェーデンはいいですよ、気候もいいし」
「気候も?つことは他にもいいことがあるんですね」
「そう、人間がいいの」
「え?じゃあ、冬はダメなの?」
「ダメ(くすくす)全然ダメ、冬は人間がどよーんとしてる」
「同じ人間が変わっちゃうわけですか?」
「うん、変わる。一冬過ごして、軽く鬱になって、それからスウェーデン人になるの」
「ほぉ」
ふと考えた。スウェーデンに哲学なんぞがはびこるのは寒く長く陰鬱な冬のせいではあるまいか?
肉体労働しないからただ黙々と考えるのだ、しかも軽く鬱ときてるから手に負えない。
いやまてよ、人と関わりを持たないから真実が見えるのか?
そういえばヤンソンさんも30年近くフィンランドの孤島で暮らしていたのよね。
人はひとりでは生きていけない。そらわかる、ただ、人と付き合うと今まで自分が築いてきたものが崩れる危険性も持ち合わせている。
ページをめくるごとに崩れる音が聞こえてきて痛い(あ、やっと本題ですか)
全く異質のエゴを持つ二人の女性が一線を越えて関わりあう、屋根に積もった雪がドスンドスンと音をたてて崩れるような
破壊力なのです。
冷静沈着、恐ろしく数字に強く完璧主義、お愛想のできない若いカトリ。
甘やかされた芸術家、数字に無頓着、Nejと言えない年寄りの絵描きアンナ。
「誠実な詐欺師」は結局誰なんだ?
全てが冬の幻想のように思えてくる・・・・・いや、その幻想もヤンソンさんが仕掛けたもの。
彼女こそが「誠実な詐欺師」なのかもしれないですね。
  1. 2011/07/11(月) 02:40:05|
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